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Pledge by hooking little fingers

2015.08.06(00:00)

昼間、ふと写真立てをひとつ手にとったのがきっかけで。
持っている鋼牙~彼の人の写真をのんびりと眺めてました。
役柄上、若くて少し角が立ってるような青年鋼牙の感じから、時とともに緩やかに、奥行きのあるあったかい素敵な大人の男性になっていく様子が鋼牙と彼の人両方から見て取れて。
前にも書いたけど、綺麗に年を重ねてるな~ と。
今、体調悪いので何も無理ができなくて、エンドレスで流しっ放しで聴いている年代順の牙狼の音源や彼の人本人名、芸名での歌の数々。
発声のしかたや歌い方が変わっていってるのを感じます。
表にはけっして出さないけど、すっごく努力したんだろうなぁ~ 
そんな時の流れみたいなのをしみじみ感じてる時にふと浮かんだワンシーン、を、今夜お届けします。
超ミニサイズ、いつもの日常のひとこま、しかも今回は会話ばっかのほんのワンシーンですけど。
ごめんなさい、酸欠で喘いでいる今はこれが精一杯。
よろしければ、遊んでいってくださいませ。




   ・・・ Pledge by hooking little fingers ・・・


「おい、カオル、ゴンザが昼飯の・・・・・・」

オブジェの浄化から帰った俺は、昼飯の準備が出来たとカオルの部屋に呼びに来た。
ゴンザから自室で絵の道具の片付けをしているはずだ、と聞いていたからノックもせずにいきなり声を掛けながらドアを開けたんだが・・・

「あ、鋼牙、帰ったんだね、おかえり」

「ああ、ただいま・・・ 昼飯の用意ができたとゴンザが言ってるぞ」

「うん、わかった」

てっきりいつぞやのように髪を大雑把にまとめて、片付けとは名ばかりの散らかし放題の部屋を想像していたんだが・・・

「これは・・・」

「うん、鋼牙の絵、だよ?」

そう返事をしたままのカオルを取り巻く周りに視線を走らせれば、窓の下はもちろん棚の前、机の上に足元、よく見れば腰掛けているベッド上の壁際にまでキャンバスが立て掛けられている。

「こんなに・・・ 描いていたのか」

「そうだね~ こんなに描いてたみたい」

後ろ手にドアを閉め、絵を眺めながらゆっくりと近づきカオルの隣に並ぶように腰掛ける。

描いたのを見せられたもの、描いていることを知っていて見たことがある、そんなものがほとんどだが・・・

「たしか・・・」

「うん?」

「あれが一番古いんだったな」

「あ・・・ そうだね、あれが一番最初に描いた鋼牙だね」

「なんであれだけが横を向いてるんだ?」

「ん~ ひねくれてたから」

「カオルが?」

「鋼牙が!」

「俺が?」

「そうだよ」

「俺はいつだってまっすぐだと思うが・・・」

「じゃ、ひとつ貸しね、そういうことにしといてあげる」

「おい、カオル・」

文句を言いかけた俺の右手にカオルが手を重ねてきて。

「ね、こうやって見ると鋼牙も変わったよね?」

「そ、そうか・・・?」

「うん、押しかけてしばらくして、初めてこの絵の鋼牙を描いてからもう何年経ったっけ・・・」

「それは・・」

「年とったね、鋼牙」

「カオル?」

「あ、べつに老けたっていう意味じゃなくてさ・・・」

「・・・・・・」

「絵を見てたら思いだしたの。
 最初はなかなか目さえ合わせてくれなかったのに・・・
 それがだんだんこっち向いてくれるようになったな~ って」

「・・・・・・」

「いつ頃からかな、鋼牙を描いてるわたしのこと、見つめ返してくれるようにも、なったよね」

「・・・ああ」

「モデルのお願いも・・・ 聞いてくれたよね」

「ああ・・・ そう、だな」

「ねぇ鋼牙」

「なんだ?」

「ありがと」

「・・・?・・・」

「これからもわたし、描くからね」

「・・・ああ」

「ずっとずっと、描くんだからね」

「・・・ああ」

「約束だからね」

「・・・ああ」

横で肩に寄りかかるようにしたカオルは、今、どんな顔をしているんだろう。
見たい気もするが、それよりも・・・

一度目を閉じ、一呼吸して。

「ゴンザが待ってる、降りるぞ」

「うん」

立ち上がり、二人並んで歩き始める。

「でね、鋼牙、さっそくだけど、昼から座ってていいからモデルしてよ~」

「ダメだ、昼からは庭で鍛錬だ」

「え~~ そんな~ 最近の間近の鋼牙を描きたかったのに~~」

「また、そのうちな」

「さっき約束したばっかなのに~~ 鋼牙のケチ!」

「俺はケチじゃない!」

「ケチよ~~!」

笑顔でジャブを交わしながら並んで階段を降りている俺の右手、その小指には・・・
どちらからというでもなく絡まっているカオルの、小指。

ずっとずっと・・・  約束だ・・・


コメント
お久しぶりでございます~ (^^)
>会話中心で流れていくお話もいいもんですね!
そうですか? 
普段時間がもう少し取れる時なら最初からず~~っとやっていくんですけど、今回はちょっとね、非常事態なもので。
ぱっと浮かんだワンシーンを忘れないようにと、とりあえず会話だけざざ~ってカキコして後でどうにか・・なんてわけにいかなかった、という。
で、こんな感じでした。
タイトルはですね、息子の英語辞書を片手に「これであってんのかな~?」と思いつつ貧脳でやってます。(たぶん、英作間違ってるの、あると思う! そして、笑われてる、と思う!)
ま、雰囲気伝わればいいか、と、けっこう大雑把に構えてます。

あ、体調はイマイチなまま、なのに、稲の穂が出てきてて・・・ ビクビクしてます。
【2015/08/27 14:44】 | なな #- | [edit]
こめんとありがとうございます~~
一瞬浮かんだものはすぐにカキコしないと、忘れたら最期なのですよ~ 酸欠でパクパクしていようと頑張るしかありません。^^;
【2015/08/11 13:15】 | なな #- | [edit]
おおお~~ お帰りなさいませ。うちはせいぜい1時間コースですが、盆暮れ正月とか帰るところが遠くだと大変ですね。
え~っと・・・ たしかに仰るとおり、髭の騎士な方は今のままな感じが魅力的なんですけども~ お仕事的に客観的に見ればも、も、もう少し?押しが強くても良いのかもしれません。 売れちゃって人気が出るのは嬉しい事だけど、距離感が遠くなっちゃうのもやだな~ っていう、何事も理想と現実は難しいし、実際ギャップがありまする。
いつ行けるかはわかりませんが、今度東京に行くときは、ぜひとも1泊コースでの~んびり、お話し、散策、食べ歩きしたいです。
【2015/08/11 13:10】 | なな #- | [edit]
ほんとうに、最初の絵はそっぽ向いた顔っていうのかな、横顔でしたよね。(まさに、ツン) で、もちろん実物映像がベストですけど、お友達が描いて頂いた絵とか見ながらよく考えるんです。 あっちに行って帰って来て、再会して以降のその後の二人なら、笑顔まではいかなくても正面から目を見る穏やかな表情の鋼牙の絵が描かれてるんじゃないかな~ って。 私も茅様と同じ、何年か先にひょこっと続編でもスピンオフでも雷牙のお話のちょこっと出でもなんでもいいから・・ あのお屋敷の壁に掛けられてるか、スケッチブックの中で、鋼牙の幸せがにじみ出てる絵が見たいな~ と。
やはり思ってしまうのです。
【2015/08/08 16:09】 | なな #- | [edit]
コメントありがとうございます。
何気ないほんのひとこまな作文ですけど、それがわずかだとしても癒しになったとしたら・・ こんなうれしいことはないし、そう言ってもらえることが私には大きな癒やしになります。
うん、ありがとうございます。
【2015/08/08 15:48】 | なな #- | [edit]
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