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And an ordeal continues

2015.11.12(00:00)

『ちょこっとおまけ♪120』 
皆様ご存知だと思いますが、お友達のサイト 『金色の夢(管理人、しおしお様)』  で書かれたおはなし、なんですが・・・
その続きの後日談、所謂  「ちょこちょこっとおまけのおまけ♪120-1」  をお送りします。 
事前にUPのOKをいただいている、しおしお様はもちろん、皆様にほんの少しでも楽しんでもらえたならうれしいんだけど、な・・・ 
それでは冴島邸に、いってらっしゃいませ。




・・・ And an ordeal continues ~そして試練は続く~ ・・・


「ゴンザさんこんにちは、あの・・・ 鋼牙さんは?」

「鋼牙様でしたら、今日は夕方お戻りだと伺っております」

「そうなんですか・・・」

「レオ様?」

「この前試作した魔道具を少し改良したんです。
 できれば鋼牙さんに見てもらいたかったんですけど・・・」

「レオ様、申し訳ございません」

「いえ、そんな・・ ゴンザさん、謝らないで下さい。
 僕がいきなり来たのが悪いんです。
 じゃあ、今日は僕・・」

「あ~ レオくんだ~」

「カオルさん、こんにちは」

「鋼牙だったら夕方までいないよ~」

「はい、今ゴンザさんにお聞きしました。 
 明日にでもまた出直してきますので、今日はこれで失礼します。
 って・・・ え? カオルさん?」

階段を下りてきたカオルさんがどんどんこっちに~ と思っているうちに僕のすぐ目の前に・・・ 立ってる。

「ねぇ、レオく~ん」

うっ・・ カオルさん、なんなんですかその呼び方。
しかも、キラキラうるうるの目、特上の笑顔で。

「はい? なんでしょう、カオルさん」

あれ・・・ そういえば。
ぞぞぞぞぞぞぞぞぞわぞわぞわわわわわわ~~
この背筋を走る悪寒!
ちょっ ちょっと待ってくださいよ、まさか、もしかしなくてもこのパターンって・・・

「この前、モデルをお願いしたの・・・ 覚えてる?」

モデル? モデルって・・・ もしかしなくてもあの時言ってたモデルのこと、ですよね・・・

「あ、あ~ あれですか・・・ え~と、はい、もちろん覚えてます、けど・・・」

「ほんと! よかった~~」

あ~も~ そんな胸の前で手を合わせて嬉しそうな顔しないでくださいよ~~

「でもカオルさん、モデルするのって・・・
 たしか零さんと二人で一緒に並んでするのでは?」

「ん~~ たしかに二人一緒がベストだけどね~
 零くんって最近はなかなか来てくれないんだもん。
 それとね、零くんならレオくんと知り合う前に何回か描いたことあるんだよね~」

「そうなんですか?」

「うん、そう。
 ねぇレオくん、鋼牙居ないんだからこの後空いてるんだよね?」

え~と・・ まぁたしかに・・・空いてると言うよりは空いてしまった、という感じですけど、う~ん・・・

「それは・・・ でも・・・」

本当は今日の件以外でもやることは結構あって実はかなり溜まってて。
でも、それより何より鋼牙さんが居ない時にそんな二人きりで、しかもモデルなんて・・・

「ねぇ~ お願い、モデルになって~」

ああ~~ カオルさん、僕が断るのが苦手なのを知ってて、そんな顔で見上げてお願いするのは反則です~~

「ねぇ、レオく~ん だめ~? お願いだ~か~ら~~」

え! ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと~ あ~もう~ 手なんか握らないで下さいよカオルさん。

「で、でも・・・」

鋼牙さんの居ないところで絵のモデルだなんて・・・
しかも、僕の記憶が確かなら、今回のモデルって、いつもの筆の手入れする時のとかと違ってたしか上だけだけど、僕、脱いで裸になるはず。
っていうか、いやいや、それ以前にカオルさんが僕の手を握ってる今のこの状況、こんなところをもし鋼牙さんに見られでもしたら・・・

「あの、すいませんカオルさん、他にもすることがありますので今日はもう帰らせて・」

「レオ、カオルがそれだけ頼んでいるのに帰るつもりなのか?」

「・・・!・・・」

こ、この声・・・ 鋼牙・・・さん・・・

突然背後から絶対に聞き間違うはずのない地を這うような超低~い声を掛けられて、一瞬にして僕の頭の中は南極の氷原のように真っ白に・・・なる。

「あ、鋼牙おかえり~ 早かったね」

「おかえりなさいませ、鋼牙様」

おかえりなさい・・・鋼牙さん

声の主に気が付いたカオルさんは、すぐに僕の手を離して鋼牙さんのところに。
そうしたら、地を這うような低い声だった鋼牙さんは・・・

「ただいま、思ったより早く片付いたんだ」

柔らかな目で、口元には笑みさえ浮かべて、甘さを含んだ優しい声で応えてる。

『はっはっは~ そりゃあな~ 
 カオルと一緒に昼飯食べたくて頑張ったんだもんな~ 早く片付きもするさ』

「ザルバ!」

『ふん、俺様は嘘は言ってないはずだぜ~』

「・・・・・・」

「うふふ、そっか~  鋼牙、ありがとう。 
 ね、お腹空いたでしょ? 早く食べよ」

「ああ」

「レオ君も一緒に食べようよ」

「え、あ・・・ あの・・・」

「レオ、俺に試作品を見せに来たんだろう?」

「は、はい!」

「だったら、まずは昼飯だ」

「レオ様、どうぞ」

「はい・・・いただきます」

鋼牙さんとカオルさんが並んで話ししながら。
その少し後をゴンザさんが鋼牙さんの魔法衣を持って。
さらにその後ろを、ひとつため息を吐いて強張っていた肩の力を抜いた僕が。
リビングへと続く廊下をゆっくりと歩いて行く。


三人で一緒に食事をした、その後は。
カオルさんはテラスに、僕と鋼牙さんは庭に移動して。
カオルさんがテーブルに座って見守る中、鋼牙さんと2人、今日の目的である試作品の改良後の確認作業を行う。

「・・・という感じに仕上げてみたのですが・・・」

「ああ、これでいいだろう。 
 じゃあ、この方向で引き続き頼む」

「はい、わかりました」

「次の時は零も呼んでおく、一緒に確認してみよう」

「はい、よろしくお願いします」

よかった、上手くいった。
鋼牙さんに確認のO.Kをもらえたことにホッとしながら広げていたものを片付け、鋼牙さんとカオルさんが話をしているテーブルに歩いて行く。

「レオ様、お疲れ様でした、さあどうぞ」

座った僕の目の前のテーブルにゴンザさんが淹れたての紅茶を載せてくれる。

「ありがとうございます、いただききます」

あ~ いい匂いだな~ 
ん・・・ それに、いつも通り美味しい。
わ、このシフォンケーキ、焼きたてふわふわで、控え目な甘さとこの抹茶味がまたなんとも・・・

「レオくん、このシフォンケーキ、入ってる小豆が抹茶味にすごく合うね~」

「そうですね、ほんのり甘い感じが控えめですごく美味しいです。
 さすがゴンザさんです」

「ありがとうございます、カオル様、レオ様」

「ねぇ鋼牙」

「なんだ」

「レオくんとの用事はもう済んだんだよね?」

・・・え?

「ああ」

「じゃあさ、わたしがこの後レオくんを借りてもい~い?」

借りても・・・ い~い?

「モデルか?」

「うん、そう」

うん、そう、って・・・ カオルさん、そんな簡単に・・・

「そうだな・・ レオさえよければ、な」

カップを口に運びながら鋼牙さんがそう答えたのを聞いて、笑顔のカオルさんが身体の向きをこっちに変えた、その瞬間。
飲んでるカップの縁の向こう、前髪に透けるその奥・・・ 
ああ~~ もう、そんな目をするぐらいなら言わないでくださいよ、鋼牙さ~ん!

「わぁ~い❤」

わぁ~い、なんですね、カオルさん・・・ 僕、返事まだなんですけど・・・
やっぱり決定事項なんですか? この際僕の意志は全く無視ですか?

「レオ・・・」

わぁ~ 鋼牙さん、僕、その目、やっぱり怖いんですけど~~

「レオくん すっごくキレイに描いてあげるからね~」

キレイ・・・ 男の僕をキレイに描くんですか?
鋼牙さん、その目って・・・
嫉妬ですか? それともカオルさんの希望通りにしろっていうプレッシャー? どっちにしても超怖いです~
ああ・・・ もう・・・ この場合僕はどうすれば・・・

「・・・よろしく・・・お願いします・・・カオルさん」

「は~い❤ まかせて~~」

あああああ~~ やっぱり、断れなかった・・・

「カオル、どこで描くんだ?」

「え~っと、そうだね・・・ 筋肉の動きも見たいし、ポーズもいろいろとってほしいから~」

『カオル~ 零の時はリビングで描いてたんじゃなかったか~?』

「あ~ あのわたしが足ケガしてた時のことだよね? 
 ん~ そうだね、じゃあリビングにする。
 わたし、道具取ってくるから、レオくんはそれ飲んだら向こうで待っててくれる?」

「・・・はい」



「・・・・・・」

「レオくん、少し休憩する?」

「あ、は・」
「大丈夫だ」

「鋼牙?」

「レオも俺と同じで普段から鍛練しているはずだから心配ない。
 それよりカオル、お前は疲れてないのか?」

「わたしなら大丈夫、ぜ~んぜん平気」

「なら、レオのことは気にせずに続ければいい」

「そっか~ じゃあレオくん、もう少し頑張ってね」

「・・・はい」

目の前の長ソファーには、座って真剣な表情でスケッチブックに向かっているカオルさん、と、いつものように本を読んでいる鋼牙さん。
で、僕は・・・ 
最初は立って手を伸ばしたままただ筆を持って。
次はカオルさんに言われて上半身裸になって組手の型、を。
そして今、鋼牙さんに言われ筆を剣に変えて、カオルさんが1枚描き上げる度に次のポーズを求められて、いるんだけど。

「・・・広背筋

・・・外腹斜筋

・・・三角筋

・・・僧帽筋

新しいポーズをとる度にチラリと目だけで見た鋼牙さんが僕にだけ聞こえるようなほんとうに小さな声で呟いてるだなんて。
たぶんカオルさんは全然気が付いてないんだろうなぁ・・・

「失礼いたします。 
 カオル様、鋼牙様、お夕飯の用意が整いましたが、もう少し後になさいますか?」

「あれ~ もうそんな時間? そっか~ もうちょっと描きたかったんだけどな~ 
 うん、でもゴンザさん、もう終わりにします。
 レオくんごめんね、モデル、疲れたでしょ? 今日はありがとう」

「いえ、そんな・・・」

剣を筆に戻して脱いでいた服を着終えると、僕を見ていたらしい鋼牙さんと目があった。

「・・・?・・・」

「カオル、レオをもう一度描きたいか?」

・・・え?

「うん、もちろん描きたいよ・・・ でも、レオくんも忙しいでしょ?」

ええ~っと・・・ 鋼牙さん?

「今度確認する時には零を呼ぶ。
 その時にもしお前が空いていたなら二人並べて描けばいい」

「ほんとに? いいの?」

「ああ」

ああ、ってそんな~ 鋼牙さん、決まりなんですか~? 

「わ~い、ゴンザさ~ん」

「ようございましたね、カオル様」

ゴンザさんまで・・・
やっぱりもう決まり、ってことなんですね・・・

「ふっ・・ カオル、楽しみにしていろ。
 俺が責任持って今日よりもっとキレイなレオ とやらを描かせてやる」

うぁぁあ~~

「ええ~ 鋼牙、そんなことできるの?」

カオルさん、どうしてまだそんな煽るようなことを~~

「ああ、できる、任せておけ」

ああ・・・

「わぁ~ どうしよう~ わたし、すっごい楽しみ~~」

僕・・・

「ふっ・・ 明日からいいな、レオ」

あの・・・

「・・・・・・はい」

だめだ、やっぱり断れなかった・・・

「詳しいことはよくわかんないけど、レオくん、わたし楽しみにしてるね~」

カオルさん・・・

「・・・はい」

はぁ・・・ 頑張ります。





『は? 続きを教えろ?
 次にレオがモデルをした時、よりもっとキレイなレオ になってたかって?
 フッフッフ・・ それはな・・・』


コメント
>再び!
コメントのタイトルを見た時、? だったんですが…
なるほど、ありがとうございます。
他のサイト様で読み慣れてはいてもふだん登場しないレオ君って難しくて。
大丈夫かな~ って思いながらやってた記憶だけが残ってます。
この後日談を誰かバトンで書いてくれたりすると楽しいんですけどね。
って… この続きとなると零くんもいるし、どんなオチをつければいいんでしょうねぇ。
しおしお様、書きます~?
【2016/03/10 12:02】 | なな #- | [edit]
はじめまして~ そして、ようこそ。
レオ君を楽しんでいただけたようでよかった、嬉しいです。
最近は亀以上ののんびり更新ですが、それでもよろしければいつでも遊びにきてやって下さい。

【2015/11/18 18:23】 | なな #- | [edit]
うわぁああ~ ありがとうございます、ありがとうございます~
今回、自分で不出来な出来の自覚があるだけに救われます、すっごく嬉しゅうございます。
【2015/11/16 12:16】 | なな #- | [edit]
こんにちは。 (*^_^*)
普段から何気にコメント頂いて、ありがとうございます。
励みになってます。
今回・・・ いつもの鋼牙やカオルちゃんじゃない普段出てこないキャラのレオくんメインなもので、自由に動きまわってる頭の中と違ってなんとも難しくて。
考えすぎた挙句自爆したような気がしてるのは、あながち間違いではない気がしてます
鍛練されたレオくんは、たぶん美しかったことでしょう。
そして、零くんにいろいろ突っ込まれて爆弾投下されて・・・ 試練は続くのでは? なんて、思ってます。
で、今、無性に甘い感じの鋼牙が書きたくてしょうがないんですけど。
このテンションが続くうちに時間が取れればいいな~ 
そう思ってるのは、たぶん自分自身です。

あ、ここでしか連絡方法がないのでこの場を借りて。
hana72様、よろしければ、ですが、他言しませんので、メールアドレスを教えていただければ・・・
お待ちしております。
【2015/11/16 11:59】 | なな #- | [edit]
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