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約束

2015.01.07(00:00)

今日6日の昼に、リンク先である「金色の夢(こんじきのゆめ)」の管理人、しおしお様といろいろ楽しくメールのやり取りをしていまして。
なんといいますか、話の成り行きと勢いで、その時ざざっとカキコした作文をメールで送ったところ、喜んでくれたのはもちろん嬉しかったんですが、まさかの、UPして下さいメールが返ってきまして。
で、こうなりました。  (*^_^*)
では、メインとなる、しおしお様のおはなし 
呪文」 → 「古(いにしえ)の恋」篇 
を読んで準備OKな方は、続き、と言っていいのかな? なな版の番外篇、をぷり~ず、です。




・・・ 約束 ~古(いにしえ)の恋~ 番外編 ・・・
                            <1.6.2015>

「ふぅぅ・・・」

風呂上がり、いつものようにミネラルウオーターのボトルを冷蔵庫から取り出し、キャップを開けて半分ほどを一気に飲む。
それから残りの入ったボトルを片手に、先に上がっているだろうカオルの待つ寝室に向かって階段を上って行く。

ガチャ・・・

サイドテーブルのランプと窓から差し込む月明かりの中で、上掛けを巻き付けたカオルがベッドの上で座りこんで窓の外を眺めている。

「カオル・・・ 身体が冷えるだろう、寝ていなかったのか?」

「ん~~? だって・・ 今夜は雪も降ってないし。
 それにね、見て、お月さまがまん丸なの」

頭からすっぽり包まっていて、顔だけが覗いているカオル。
巻き付け包まった上掛けの中はたぶん膝を抱えるように座っているんだろう。
膝に載せるように少し傾げるようにしたまま微笑んでこちらを向いている。
ボトルをサイドテーブルの上に置いてベッドに腰掛け、カオルに言われたように窓の方に視線を向けると、普段からレースしかしていないカーテンも今夜はカオルが寄せて開けたのか、ガラスがあるのさえ忘れさせるような澄んだ輝きを放つ満月が浮かんでいる。

「ほんとうだ」

「ね? 綺麗でしょ?」

「・・・ああ」

今夜は満月だったのか。
仕事で夜に出掛けることが多いが、こんな風にして月を見上げることなど・・・ なかったな。
カオルと暮らすようになって俺は・・

ばさっ!

物想いにふけっていた俺の背後から音と一緒に温かい物が被さってきた。

「ねぇ、どうかしたの?」

耳元から優しい、愛しい声。

「いや、なんでもない」

「そうなの? 
 でも、ほんとに綺麗だよね~ お月さま。
 神々しいっていうのかな~ 穏やかで、優しい感じがする」

「ああ、そうだな」

後ろ、背中から巻きつけるように被っていた上掛けを広げ、俺を包むようにして腕を廻し抱きついてきたカオル。
パジャマ1枚でベッドに腰掛けたまま、冷えかけていた俺の身体がカオルのおかげで温まっていく。

「カオル、温かい、な・・・」

「え~ 鋼牙に熱、取られちゃったから、わたしは冷たくなっちゃったかも」

「そうなのか?」

「そうだよ」

「なら・・」

背中から廻された腕を外し、身体を捻りながらカオルを膝の上に横抱きにする。

「わわっ! あ~もう~ びっくりした~」

「ふっ・・  カオル?」

カオルが寒くないよう上掛けを巻きなおしていた俺の首にカオルが両手を巻き付けてきて。
引き寄せられ、頬を合わせたまま。

「どうかしたのか?」

「・・・鋼牙」

「ん?」

「ね、歌って?」

ああ、そういうことなのか・・・

「なら、先に言ってくれないと、な。
 そうだろう?」

僅かに頷いた気配がして。
カオルがおまじない、というあの魔戒の言葉が、優しい声で俺のために囁かれる。

目を閉じたまま。
聞いた後もしばらくじっとしていた。

「こう・・・が?」

「・・・ああ」

すぅ―― っとひとつ息を吸い込んで。
昼間、ザルバが口ずさんだメロディーを思いだしながら歌い始める。

♪~~~

「・・・・・・」

「カオル?」

「ありがと、歌ってくれて」

「ああ・・ カオル・・・」

「なあに?」

「また・・ 言ってくれないか?」

「え?」

「おまじない、俺がお前の元に必ず戻れるように」

「うん、いいよ、だから鋼牙も・・・」

「ああ、戻って来たら歌ってやる。
 だからカオル・・」

「・・・?・・・」

腕が緩んでカオルの顔が俺の目の前に。
不思議そうに少し傾げたカオルの頬に手を這わせて・・・

「いつも待たせてばかりで心配ばかりかけているのはわかってる。
 だが、どんなことがあろうと必ず戻ってくるから。
 だから・・ 待っててくれ。
 いや、信じて待ってろ」

「うん、待ってる・・・ わたし・・ 信じて待ってる」

泣きそうな顔で笑いながらそう言うカオルが愛しくて。
愛しくて、愛しくて。

ぎゅっと抱きしめ、口づけて。
その後は・・・
二人だけの・・・


コメント
ようこそ、いらっしゃいませ。
いや、お年玉、っていうほどのものではなかったんですけどね、時期的に? っていうのと、久しぶりに超楽しくカキコ出来て、しかも自分でも予期しなかったUPだったのでよけいに嬉しくて。
で、ついそんな風に書いてしまいました。
しおしお様のを読んで、パッと膝の上で抱きしめて歌ってる鋼牙、そのワンシーンだけが浮かんじゃって。
歌ってほしかった、っていうのは、私も同じってことです。
コメントいつもありがとうございます。
うれしいです。 (^o^)丿
【2015/01/09 19:22】 | なな #- | [edit]
幸せなひととき、と言っていただいてありがとうございます。
リクエストは嬉しいですけど、これはあくまでも、しおしお様のオリジナルなおはなし、ですし、しおしお様がご自分でゴンザさん登場で書かれてるので、私からの 「二人だけの・・・」 からの続編は無し、ごめんなさい、です。
すいませんけど、ほわぁ~ん、と、想像のほどを、お願いします。
( ^^) _U~~
【2015/01/09 19:11】 | なな #- | [edit]
嬉しいコメント、ありがとうございます。
う~ん、うちの今載ってるお二人さんは、既に正規ラインから逸脱してますからね・・・ 
神隠しには遭わなさそうな?気がします。 (もうひとつの別の正規ラインのは、いずれ遇うでしょうけど)
それにしてもどんな歌なのか・・ 私も聴きた~い。
【2015/01/09 19:05】 | なな #- | [edit]
最初は冗談半分でメールしたのに、まさかあんなに喜んでもらえて、しかもまさかUPすることになるなんて思いませんでした。 
勝手に、シリーズ。こ~んな感じで書いてる物がお蔵入りに何個はいっていることか。 (^^ゞ
また、すき間話など、こっそりとお送りしま~す!
【2015/01/09 18:59】 | なな #- | [edit]
コメント、ありがとうございます!
あらま、好みというか理想が一緒なんですね? (*^_^*)
あはは、これからも頑張ります~
【2015/01/09 08:57】 | なな #- | [edit]
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