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The fifth story at Christmas in 2012

Category: 作文1  

クリスマスのおはなし、第4話のちょっとした裏話、いや、おまけ話です。
さる方が書いた、大好きな零君の絵を、勝手に(あ、今はもう、事実を告白済みでした)プリント・アウトして、コニタン’Sの写真と一緒に並べて机の前に飾っているんですが、その絵を見ながら、その作者様が書いたおはなしを読んでいるうちに、急に思いついて、たたた~ っと、書いてみました。
会話中心ですけど、楽しんでもらえればいいな~
(零君の絵とおはなしの作者様、またもやインスピレーションをいただきました~ ありがとうで~す)

※2月4日、おまけのおまけ、を追加しました。




 
   ・・・ The fifth story at Christmas in 2012 ・・・

                                      <2.2.2013>

「あ、そうだ、カオルちゃん」

「なに? 零君」

「俺さ、忘れないうちに仕事のことでちょっとだけ鋼牙と書斎にいってきたいんだ。
 だから、ほんとすぐ戻ってくるから、カオルちゃん悪いんだけど、
 戻ってくる頃に合わせてお茶のおかわり、ゴンザさんに貰ってきてくれる?」

「うん、いいよ~ 10分か15分くらい後でいいの?」

「それでオッケ~だから、頼むね」

「は~い」

カオルがポットを載せたトレイを持ってキッチンの方へ行くと、零は立ち上がりながら俺の方を振り向く。

「零?」

「いいから、鋼牙、10分くらいしか無いんだからさ、早く」

「あ、ああ・・・」

仕事のことと言われ、すぐに立ち上がり、まるで自分の家のように先に立って歩く零の後ろについて書斎にいく。
中に入り、俺がドアを閉めたとたん・・・

「鋼牙、お前、カオルちゃんにプロポーズしたよな?」

「あ、ああ。
 だがそれが仕事に何の関係が・」

「それは、カオルちゃんを遠ざけるための方便だよ」

「カオルを遠ざける方便、だと?」

「そうそう、いいか、とりあえず俺の言うことを聞け」

「・・・・・・」

「お前はカオルちゃんにプロポーズして、OK貰って、婚約した。
 間違いないよな?」

「ああ」

「世間ではプロポーズして上手くいったら、婚約者に指輪を贈るってのを、知ってるか?」

「・・・・・・」

『婚約指輪ってやつのことだろう?』

「そうそう、それ、ザルバ、よく知ってるな・・・ って、ちょっと待て。
 ザルバが知ってても、鋼牙が知らなきゃどうしようもないじゃんか」

「で、その婚約指輪がどうしたんだ?」

「カオルちゃんには贈ったのか?」

「いや・・・ 贈っていない」

「やっぱり・・・」

「それは絶対に必要なものなのか?
 前に、カオルが今嵌めてるシルバーリングを渡しているし・・・」

「あ~~? あれって、ただのシルバーリングだろ?
 お前、な~んにも解ってないな~」

「どういうことだ?」

「あのさ、お前はいいよ、お前は。
 順番逆だけど、一緒に住んでて、プロポーズして、OK貰って、やった~! でさ。
 でも、カオルちゃんは一応ふつ~うの、女の子なんだぜ?
 街を歩いてる他の女の子と一緒なんだぜ?」

「それは・・・ よくわかっているつもりだ」

「いや、わかってないって。
 普通の一般人の男女はさ、婚約すると彼女の右手の薬指に嵌める、
 婚約指輪を贈るんだよ」

「そうなのか?」

「そうだよ。
 それも、シルバーリングみたいなのじゃなくて、彼女の誕生石か、
 そうでなかったら、好きな石、あ、石って言ってもただの石じゃないぞ?」

「それぐらい、いくら俺でもわかる」

「その、石のある、右手薬指に嵌める指輪を贈るんだよ!
 カオルちゃんも、友達とか仕事先とか、婚約したっていうのにさ、
 行った先で見せて~ って言われた時困るだろ?
 こんな屋敷に住んでるのに指輪貰えないなんてありえないだろ?
 まったくもう、ゴンザさんがいるからとっくに贈ってるもんだとばかり思ってたのに・・・
 マジ、俺もぬかったぜ」

「そうか、そうなのか・・・」

「だからさ、鋼牙、この際カオルちゃんにはクリスマスにかこつけてさ・・・」

「贈れというのか」

「そ! そういうこと。
 俺が言いたかったのはそういうこと。
 カオルちゃんに聞かせたくなかったから仕事だって言ってここに来たんだよ」

「わかった、覚えておく」

「よ~し、頑張れよ鋼牙、カオルちゃん、喜ぶぞ~~」

「ああ」

「あ、もう10分以上経ってるじゃないか、さっさと向こうに戻るぜ」

「ああ」

部屋を出て、さっきと同じように先に歩く零の後をついていく。

「はぁ・・・ 力がいるよ・・・」

頭の後ろで腕を組んで溜め息を吐きながら零が廊下を歩いて行く。

「零・・・」

「あ? まだ何かあるの?」

「・・・・・・」

「なんだよ」

「礼を言う」

「・・・あ、ああ・・・」

思わず立ち止まった零を追い抜いて先に歩き始める。

「カオルが待ってる、戻るぞ」

「はいはい、わっかりました」

そのままずっと俺の後ろで笑い続ける零の声は、リビングに入るまで途切れることはなかった。

「カオル、遅くなったな」

「ほんとだよ~ とっくに10分なんか過ぎちゃってるんだからね。
 もう、せっかくのお茶が冷めちゃったよ~」

さて、どうやって話を切りだすかな・・・













 (おまけの、おまけ) ~零が、自分ん家に帰った後での、シルヴァとの会話~ 

『ゼロ・・・』

「ん~~ なんだい? シルヴァ」

『あなたもどこまで人がいいのかしらね?』

「あ~~? それって、昼間の鋼牙のこと?」

『そうよ』

「なあ、シルヴァだって覚えてるだろ?
 俺、今よりもずっとガキだったけど、静香のために、いつか結婚するためにって、
 どうしたらいいんだろう~ 喜ばせるためには何してやれるんだろう~
 そんなこと考えては、いろいろ調べたりしてたじゃないか。
 普通はさ、幸せにしたいって思う相手ができれば、そんなこと考えたりするだろ?
 それがさ、鋼牙ってば、ただカオルちゃんの傍に居さえすればいいと思ってるんだぜ?
 あいつ、なんでもしてやれることができるのに、気付こうともしないなんてさ・・・
 なんか、歯痒いじゃん。
 俺もさ、鋼牙だけのことならべつにどうだっていいんだけど、
 でもやっぱあのままだと我慢ばっかしてるカオルちゃんがかわいそうで。
 だからしかたなく・・・」

『ふふ・・・ 嘘おっしゃい』

「え~ 俺、嘘なんてついてないけどな~」

『そうかしら?』

「そうだよ」

『わかったわ、あなたがそう言うのなら、そういうことにしておいてあげるわ』

「・・・・・・」

カオルのことだからって、あなたは言うけど、やはり嘘ね。
あなたは優しいから、カオルだけでなく鋼牙も、いいえ、周りの人の幸せも願わずにはいられないのよ・・・

 


 
 2013_02_03

Comments

かなまま様 

まさに、1ヶ月以上遅れてやっとクリスマスのおはなしが終わった~ \(^o^)/ と、胸を撫でおろしているところでございまする、が・・・
なになに? え? 婚約指輪を買いに行くところが見たい?!
あはは・・ そ、そこを突っ込んできますか、かなまま様・・・
う~ん、まあ、そのうち? 浮かべば、ということでいいですかね~?
さて、今回零君はかなりいい仕事してるんですが、もうね~ カキコしている頭の中で自由に動いてかってに喋ることったら・・・
これからもいろいろがんばってもらいますね。
映画が始まるので、一度にいろんな雑誌が発売されて、お財布が大変なことになりかけています。
かなまま様もよ~く吟味してお気に入りの雑誌をGETしてくださいませね。
なな  URL   2013-02-07 19:13  

是空様 

おまけのおまけ、にそのようなコメントを頂いてよろしいんでしょうか・・・
はい、全力投球ですね? わかりました、そのように努力いたします。
すいません、例の件、まだなので、近々Pの方にメールさせていただきますので、今しばらくお待ちくださればありがたいな・・・ということで、お願いします。
<(_ _)>
なな  URL   2013-02-05 01:20  

べに様 

どうも、お久しぶりです。
いえいえ、更新を続けているとはいっても、スルーもあったりして、ずぼらな性格丸出しで恥ずかしいです。
やはり、べに様も零君の情報源が気になりますか・・・ 
じゃ、冴島家から帰宅してからの零とシルヴァの会話をちょっとだけ、この後で追加しておきますので、読んで見てくださいませ。
それでは。 (*^^)v
なな  URL   2013-02-04 02:40  

是空様 

そういえば 「見せて~」 というリクエストにお応えしてPC周りを載せたことがありましたっけ・・・
確認してみたら、2011年11月、もう1年以上前のことで、あれからますますグッズが増えていたりしてかなりすごいことになってますが、たぶん・・ いや、もっと増えるのは確実かと思われます。 (>_<)
まあ、鋼牙の写真は主役だし? そうじゃない姿のもけっこうあるんですけど、零君のって、なかなか無くて、それで、例の 「ずッキュン❤ 」零君と、プリン鈴ちゃんの次のと2枚を飾っているんですが・・・ 
もう、イイ~~ 好き! 頭の中で実写と混ざって動いてます、るるるん、です。
今回、このおはなし、たぶん飾ってなかったら浮かばなかっただろうな~ そう思います。
あ、おはなしは、Rの方で正解です。
なな  URL   2013-02-04 01:38  

零君の名アシスト 

ご無沙汰しております。べにです。
何ヶ月も平気で失踪する私に比べて、お忙しい中更新を続けてらっしゃるなな様流石です……爪の垢ください!

“鋼牙さんはすばらしい人です”byレオ  なのは確かなんですけど、婚約指輪のこととかそういうところに気が回るかといえばそういう人物ではないので、零君のアシストって大事ですよね。
で、その零はどうやって婚約指輪のことを知ったのか……名前を変える前から知ってたんでしょうかね?ほら、静香は魔戒法師にはあまり見えませんでしたし、普通の人に近い環境で育ったのかなぁ、なんて。

体調を崩されていたようですが、まだまだインフルの流行も収まっていないですしどうぞ身体には十分お気をつけくださいませ。
べに  URL   2013-02-04 00:44  

Re: ふむふむ 

あっはっは(^◇^)
やはり、4話目を読んでいて気がつく人はそう思いますよね。
情報を吹き込んだのはゴンザさんなの? それとも零君なの? って・・・
でもほんと、いくら世渡り上手の零君でも、どこで知ったんだろうな~~?
誰か教えて。
なな  URL   2013-02-03 21:57  

ふむふむ 

婚約指輪のこと、鋼牙ったらどこで知ったんだか… と思いながら前作を拝見していたのですが…
人間の友達なんていないし、ネットでググったの? …まっさか~ なんて感じで。

そうか、情報ソースはココか~
なるほど!

そうなるとですね。
零くんの情報ソースはどこなんだろう? …と、こちらの妄想も止まらなくなりますね。
selfish  URL   2013-02-03 08:33  

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