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With KAORU, the birthday, and the bouquet

つぶやき欄に書いたとおり、今夜、27日から28日に替わる am 0:00 スタートで、初の試みですが 「書き抜けナイト」 と題して、生書き抜けUPを決行予定です。
なにぶん指先任せだし、頭のボケ具合にもよりますが、1~2時間前後での終了を予定しています。
ということで、今しばらく・・・ 信じて待ってろ!?
       ↓
あと2分です。 (*^_^*)
ウォークマンの ラ♪ラ♪ラ のBGM準備OK
横には炭酸も準備OK
頭の中ではいろんな映像(妄想)が乱舞中で、これまた準備OK。
さあ、どんな映像を掴んで文字に変えていけるかな・・・
では、日付も替わったところで、いよいよスタート!


カオルが鋼牙をモデルに裸体をデッサンした去年の誕生日から、もう一年経ってしまいました。
今年、去年同様欲しいものを鋼牙に問われたカオルは、今年もバラの花束を頼んだのですが・・・
はたして乞われた鋼牙はただバラの花束だけをカオルに渡すのか? 
それとも・・・
それでは、零も参加のカオルの誕生会、皆様方も歴戦の魔戒騎士に存在を気付かれぬよう息を詰め、気配を消して、こっそり参加するといたしょう。

去年の誕生日はコチラ → KAORU’s birthday 
今年の誕生日前のおはなしはコチラ → Before the birthday that 



   ・・・ With KAORU, the birthday, and the bouquet ・・・
                                             <10.27.2012>


『おい鋼牙、昨日の夜はかなり帰りが遅かったはずだよな~
 それなのに今朝はまたずいぶん早くに出掛けたりして。
 これはまたいったいどういうことなんだ~?』

いつもよりかなり早い時間に屋敷を出て、オブジェの浄化に向かうため屋敷から街へと続く道をゆっくり下っていく俺に、ザルバが少しからかうような口ぶりで話しかけてくる。

こいつ、知っててわざと言ってるな。

足を止め、左手を持ち上げ、無言のまま睨みつける。

「・・・・・・」

『おいおい悪かった。
 カオルのために、昼に早く戻るつもりでわざわざ早く出てきたんだろう? 
 だったら零が来るよりも早く屋敷に戻るためにも睨むのは辞めていいかげんさっさと行こうぜ』

「わかっているならそんな軽口を叩かずさっさと仕事を始めろ。
 それと、昨日のようなことにならないよう、今日は絶対漏れが無いようにしておくからな。
 いいな、ザルバ」

『わかってるさ、今日こそが本番なんだからばっちり決めてやるよ。
 いいから俺様に任せておけ。
 それにしても鋼牙、カオルのことになったら一段と気合の入りようが違うな~
 お~っと、わかってるからいいかげん前を向いて歩き始めろよ』

目の前から左手を下ろし前を向くと、歩くのを再開する。

「それで、どっちへ行けばいいんだ?」

『そうだな、まずは南の方へ向かってもらおうか』

「・・・わかった」


『ゼロ、今日はずいぶん早起きさんだったわね』

「そりゃあね、今日はお昼にカオルちゃんの誕生会があるからね。
 プレゼントも用意したし、絶対遅れるわけにはいかないだろ?」

『たしかに、そうね』

「カオルちゃん、俺のプレゼントを喜んでくれるといいんだけどな~
 シルヴァ、早いとこ仕事終わらせて鋼牙ん家行くからね。
 今日もよろしく頼むよ」

『ふふ・・ わかったわ、じゃあまずは2キロほど東に行ってもらえるかしら?』

「オッケ~ 俺、今日はさくさく片付けちゃうからね」

『まあ、それは頼もしいわね』


「うわぁ~ さすがゴンザさん、すご~い」

ダイニングテーブルの上には既にお皿にグラス、カトラリー、花がきれいにセッティングされていて、お昼が近くなってきた今、キッチンではもう火を通すだけ、温めるだけ、運ぶだけ、となった料理や飲み物が全て準備されている。

「そうでございますか? 
 カオル様に喜んで頂けるよう、このゴンザ頑張った甲斐があったというもの。
 とても嬉しゅうございます」

「あの、よかったらわたしも何かお手伝いを・」

「いいえ、今日はカオル様のお誕生会なのですから、どうかお気になさらず。
 それにもうほとんど出来あがっておりますので、後は私一人で十分でございます。
 鋼牙様と零様もあと1時間もせぬうちにお揃いになられるでしょう。
 どうかカオル様はそれまでのんびりとお過ごしくださいませ」

「でも・」

「カオル様・・・」

「じゃあ、お茶を淹れてテラスでのんびりしてますね」

「はい、ぜひそうなさってくださいませ」

ゴンザさんの好意に甘えて、自分のカップに紅茶を淹れて、テラスに出てみる。
椅子に座って晩秋の気配が色濃く漂う屋敷の庭を見ながらお茶を飲んでいると、さすがにこの北の地は夏は涼しく過ごしやすいけれど、10月も半ばの今日のような薄曇りの日は、昼間だと言うのに長い時間外に出ていると思ったよりも身体が冷え込んでくる。


ドドドドドド・・・

あれ? あの音・・・ もしかして零君のバイク?

♪ ピンポ~ン

あ、やっぱり、そうだ。

玄関に向かう廊下に出ると、ちょうどゴンザさんが玄関へ向かおうとしていた。

「ゴンザさん、さっきバイクの音がしたから零君みたい。
 わたしが行くからゴンザさんはいいですよ~」

「そうですか? ではカオル様、お願いいたします」

急いで行って玄関のドアを開けると、さっき聞こえた音の通り、いつもの黒コートを着た零君がにっこり笑顔で立っていた。

「零君・・」

「これは麗しの姫君、誕生日おめでとう。
 それと、今日はお誕生会に呼んでくれてありがとう。
 俺、今年も参加できてうれしいよ」

「ううん、わたしこそ、来てくれてありがとう。
 さあ、零君入って」

「じゃ、おじゃましま~す」

零君を中に招き入れて、二人並んで話しながらリビングに向かって歩きはじめる。

「カオルちゃん、鋼牙は? まだ帰ってきてないの?」

「うん、今朝はずいぶん早くに出掛けたらしいんだけどね、まだなの。
 だから、ソファーで、鋼牙が帰ってくるまで一緒に話ししながら待ってようよ」

「オッケ~ そうしよう」

「じゃ、ゴンザさんはいろいろ準備で忙しいからわたしが何か飲み物淹れてくるね。
 零君、コーヒーと紅茶、どっちがいい?」

「じゃ、紅茶をお願いしてもいい?」

「うん、ちょっと待っててね」

そう言うとふわっとしたデザインのワンピースを着たカオルちゃんはにこりと笑った後、お茶を淹れるため部屋を出て行った。

『ゼロ?』

そんなカオルちゃんの後ろ姿をぼんやりと目で追っていた俺にシルヴァが声を掛けてくる。

「ん~ なんでもないよ、シルヴァ」

顔も性格も全然違うのになんでかな~
カオルちゃんを見てると不思議と懐かしい気がしてくるんだよね・・・

「ふぅあ~ 今日は朝早くから猛スピードで仕事を片付けてきたからな~
 すっげ、腹減ったし、何か甘いもん食べてぇな~ 
 あ~~ もう、鋼牙、早く帰って来ないかな~」

『彼も朝早く出掛けたとさっき言っていたからもうじき帰ってくるでしょ。
 ゼロ、そんな伸びしながら大きな口開けて欠伸をしないの。
 ここは自分の家じゃないんだからお行儀よくしなきゃだめよ』

「はいはい、わかってます」


「零君、お待たせ~ 
 たぶん甘いのがいいかな~と思ってミルクティーにしたんだけど、よかったかな?」

「うん、いい、いい、サンキュ~ カオルちゃん。
 今、何か甘いもの食べたいな~ ってちょうど思ってたところだから」

「そお? よかった。
 それとこれ、昨日の残りだけどゴンザさんが焼いたフィナンシェ、持ってきちゃった」

「うわぁぁあ~ カオルちゃん、ナイスだよ~ 超美味そう!」


鋼牙が帰ってくるまで零君と二人で話をしながら過ごす。
零君は東の管轄での仕事が忙しいらしくて、最近は前ほど頻繁に遊びに来ない。
最近はたまに来たとしても仕事絡みのことがほとんどでゆっくりする暇なんて無くてすぐに帰ってしまうから、今日は二人で久しぶりにいろんなことを途切れなく喋り続ける。


ガチャ・・・

ドアを開けリビングに入ると、先に来ていたらしい零とカオルが楽しそうに話しこんでいるのが目に入った。

「ただいま」

「あ、鋼牙、おかえりなさい」

「お疲れさん、鋼牙、やっと帰ってきたな」

「すまない、零、どうやら待たせたようだな」

「いやいや、謝ることなんてないぜ~ 待つのもまた楽しいっていうか、
 俺、カオルちゃんとこんなゆっくり話しするの久しぶりだから楽しくてさ。
 お前が帰ってきたのも気付かなかったぐらいだし?
 だから、全然ノープロブレム!」

「そうか・・・ ゴンザ、すまないが食事の準備の方を頼む」

「はい、畏まりました」

脱ぎかけたコートを受け取ろうとするゴンザを制し、料理の準備をするよう言うと、脱いだコートをソファーの背もたれに掛け、カオルの隣にゆっくりと座る。

「ふぅ・・・」

「鋼牙?」

「なんでもない」

『なんでもないことはないだろう?
 仕事を済ませたその足で、カオルのためにあの・・ゴガガガガ・・』

ザルバが何か喋りかけたのを、右手の指で素早く口封じする。

「ザルバ、いいから黙ってろ」

「あ、ザルバ・・・」

「いい、気にするな」

「カオルちゃんのために?・・・ って、続きは何なんだよ?
 おい鋼牙、カオルちゃんへのプレゼント、ちゃんと準備してあるんだろうな?」

向かいに座った零がにんまりと笑いを浮かべながらそう問いかけてくる。

「・・・ああ」

「ふ~ん それは楽しみだな~」

「鋼牙・・・」

「・・・・・・」


準備が出来た、とゴンザが呼びに来て、ダイニングに移ってカオルの誕生会が始まる。
まずはワインで乾杯をした後、ゴンザが準備した手の込んだ美味い料理を皆で楽しむ。

親代わりのゴンザ、信頼する友の零、それに自分の命以上に大切な愛しいカオル。
あれから一年、今年も去年と同じように揃ってカオルの誕生日を無事祝うことができてよかった。
そう思う。

最後のデザートに、ゴンザ特製のカオルのバースデー・ケーキが運ばれてくる。

「きゃぁぁあ~~ ゴンザさん、これ~!」

「わお! カオルちゃんが絵、描いてるぜ~」

「これは・・ 俺か?」

「ってことは、これが俺?」

「はい、そうでございます」

四角いケーキの上には、何でできているのかわからないが、パレットと筆を持ってキャンパスに向かうカオル、白いコートを着た俺、黒いコートを着た零、それにゴンザの人形が置かれていて・・・
真ん中には大きめの蝋燭が一本立てられている。

ケーキを覗き込んでいる間にカーテンをひいて部屋を暗くしたゴンザがテーブルに戻って来ると、ポケットから出したマッチで素早く火を灯す。

「さあ、カオル様・・・ お願いいたします」

「は~い。 すぅぅ・・ フ――!!」

「カオルちゃん、おめでとう!」
「おめでとうございます、カオル様」
「カオル、おめでとう」

「ありがとう、ゴンザさん、零君、鋼牙」

「よ~し、じゃ、次はプレゼントだよね。
 ゴンザさん、カーテン開けて~ それと、あとカメラも持ってきて~」

「はい、ただ今」


カーテンを開け明るくなった部屋で、ゴンザが戻って来るのを待って零が懐からピンク色のリボンが掛かった包みを取り出し、カオルに手渡す。

「はい、カオルちゃん。
 俺、カオルちゃんに似合うのを探したんだよ~ 気に入ってくれるといいんだけどな」

「え~ なんだろう?
 あ・れ・・ キャンバス? 零君、これ・・・ これって・・・ 写真立て?」 

「そ、イーゼルに立てかけたキャンバスの中に写真を入れるデザインになってるんだ。
 今年はプレゼントをどうしようかな~ ってずいぶん考えたんだけどさ、
 俺、カオルちゃんの誕生日にはこれからもず~っと写真立てを送ろうって思うんだ」

「え、どうして?」

「だってさ、毎年鋼牙と一緒の写真を増やして飾っていきたいでしょ?
 だからだよ」

「うん・・・うん、そうだよね・・・ ありがと、零君」

「零・・・」

『な~んてカッコいいこと言っといて、実は毎年誕生会に呼んでもらいたいって言うんだろ?』

「ばれたか~ ってか、ザルバ、今それを言う? ま、たしかにそれもあるけどね」

「カオル様、私からはこれでございます」

ゴンザが贈ったプレゼントの箱をカオルが開けると、中からは螺鈿細工が施してある小さな箱が現れた。

「わあ、綺麗~~」

手に持って目の前でぐるっと周りを眺めていたカオルが、底の裏に何か金具があるのに気がついたようだ。

「ゴンザさん、もしかしてこれって・・・」

「カオル様、ネジを巻いて、曲を聴いてみていただけますか?」

何か理由があるのか、なぜだか縋るような視線のカオルに静かに頷きながらゴンザがゆっくりとその先を促す。
ゴンザに言われた通りにカオルが金具をまわし、そっと蓋を開けてみる。
すると・・・

♪~~♪~~♪~~♪~~・・・

この曲、ピアフという歌手で、昔よくゴンザが聴いていた・・・ 
たしか 「愛の賛歌」 だったか・・・

「うわぁ~ やっぱりオルゴールだったんですね、これ。
 うれしい~ ゴンザさん、前にわたしが言ったこと覚えていてくれたんですね? 
 ありがとうございます」

「いえいえ、どういたしまして。
 カオル様に喜んでいただけてよかったです」

耳に近づけてオルゴールの奏でる曲を聴いているカオルの向こうから、零がゆっくりと俺に視線を向けてくる。

「さ~て、いよいよ最後、鋼牙の番だぜ。
 鋼牙、お前カオルちゃんに何を用意したんだ?」

「準備してくる。
 いいからお前たち椅子に座って少し待ってろ」

「鋼牙・・・」

ダイニングを抜け、リビングに置いていた白コートを着ると、別の部屋に置いておいた花束を取りに行く。

『おい鋼牙、お前が予めバラの花束を花屋に注文しておいた、ってのはまあ良しとして。
 だがな~ 零とゴンザが贈ったモノと比べると花束ってのはいささか・・・』

「・・・・・・」

『まあ、お前が用意したんだ。
 それでもカオルは喜ぶだろうがな~』

「・・・・・・」


無言のまま、花束を持ってカオルのいるダイニングに向かう。
ドアを開け中に入った途端、3人の視線が俺に・・・

カオルは、自分がリクエストしたバラの花束を持った俺を見て、にっこりと笑顔を浮かべている。
俺は・・・ 感じているが、今だけは零とゴンザの視線を意識から切り離し、ただ優しい視線を向けるカオルだけを見つめながら近付いていく。

「カオル・・・」

カオルの椅子の前で止まり、座ったカオルを見おろしながらその名を呼ぶ。
カオルは、花束を受け取るため椅子をひいて立ち上がり目の前に立って俺の顔を見上げる。

俺は・・・ 

一度目を閉じ、ゆっくりとひとつ息を吸い込んで・・・

「鋼牙?」

名前を呼ばれ、ゆっくりと開けた、薄く開いた目に入ったのは、不思議そうに首を傾げ、少し戸惑った表情のカオルの顔。

カオル・・・

微笑み返したつもりだが、上手く笑顔を作れているだろうか?
抱えていたバラの花束をカオルに差し出す。

「カオル、誕生日おめでとう」

「ありがとう、鋼牙。
 綺麗・・・ 今年は赤いバラなんだね」

「・・・ああ」

バラの花束をうれしそうに見ているカオル。

カオル・・・

俺は、コートの裾を払いながらカオルの前に片膝をつき、正しい騎士の礼をとる。
そして、花束を抱えたまま驚いた様子のカオルを見上げ、目を見つめて、静かに口を開く。

「いつまで一緒にいられるかわからない。
 もしかしたら遠くない将来、お前を一人残して哀しませてしまうかもしれない。
 こんな俺がお前に約束できることはただ一つ。
 俺の最期のその時まで、俺の全てでお前を守り愛し抜くこと。
 カオル・・・ 俺と結婚してくれ」

腕の中のバラの花束をきつく抱き締め、カオルの表情が驚きから何かを堪えるようなものに変わっていく。

「・・・・・・鋼・・牙・・・」

溢れ出た涙でくしゃくしゃになった顔で、ようやく俺の名だけを口にする。

「カオル、返事をくれないのか?
 してくれないと俺は立ち上がれないんだが・・・」

「・・・うん・・ごめん、うん・・・」

「カオルちゃん!」
「カオル様!」

「ほんとに? ・・・鋼・牙・・・ わたし・・で・いいの?」

「ああ」

『カオル~ こいつと一生付きあっていける物好きなんてお前さんぐらいなもんだぜ?
 それと、今は質問する時じゃないだろう? 
 さっさと返事しろ、返事~』

「う・・・ん・・・ する・・ こ、こ・・がと・・結婚する・・・
 奥さんに・・・なる~
 鋼牙ぁぁあ~~ 鋼牙、鋼牙ぁ~~~」

ふっ・・ やっと言ってくれたか・・・

立ち上がったとたん、涙の止まる気配の無いカオルが顔を押し付けるようにして俺に抱きついてくる。

「カオル・・・」

まだしゃくりあげているカオルに腕をまわし抱き締めて、髪を撫でてやっていると、横の方から何かの機械音が・・・

「零、何をやってる・・・」

「え? だってさ、こんな記念すべき瞬間を写さないわけにはいかないだろ?
 ちょうどあの写真立てに入れるのを後で撮ろうと思ってさ、
 カメラ、さっきゴンザさんに用意してもらってたんだよね~
 ほら、カオルちゃんも顔上げてこっち向いて」

「やだ、零君こんな顔撮らないで・・」

「零、後にしろ」

「鋼牙、もう一度さっきのポーズやらない?
 さっきはびっくりして撮り損なっちゃったからさ・・・」

「おい! いいかげんにしろ!」

「ちぇ~ 鋼牙のケチ。
 でも、ま、しょうがないか。
 じゃ、カオルちゃん、落ち着いたらまたあとで写真撮ろうね。
 あ、ゴンザさん、そんなところで感激してる場合じゃないよ。
 ね、シャンパン無い? シャンパン」

「おおっと、そうでございましたね。
 私としたことが申し訳ございません。
 シャンパンでしたら、とっておきのモノをいつでもお出しできるよう準備してございます。
 すぐにお持ちいたしますので、少しお待ちください」

そう言うと、キッチンの方へ慌てていってしまった。

『鋼牙、あのゴンザが慌てていたぞ』

「ふっ・・ そうだな」

「鋼牙・・」

「ん、どうした?」

「あの、ありがとう。
 わたし・・・ うれしい」

「礼を言うのはこっちの方だ。
 カオル、ありがとう」


ケーキを切り分け、ゴンザが持ってきたシャンパンを開け再び乾杯をして、ゴンザも一緒に4人でカオルの誕生日と、プロポーズの成功を祝う。

夕方までリビングで話しをしながら過ごし、帰る零を見送って。
指令書も来なかった俺は、夕食後は、ザルバをしまい、今日一日疲れたであろうゴンザを労い、礼を言って早々に休むよう言い渡す。

そして先に風呂に入るというカオルを呼びとめる。

「絵の仕事があるような忙しい時は別だが・・・
 これからはもう俺はお前にことわらないし、お前も俺にいちいち訊かなくていい。
 カオル、今夜からは寝る時は俺の部屋で一緒に・・・ 二人で寝ないか?」

「え・・・」

「嫌か?
 やはり、きちんと式を挙げるまでは今のままがいいか?」

「ううん、そんなことないよ。 
 鋼牙、わたし、お風呂から出たら鋼牙の部屋、行ってるね」

「ああ」

風呂へと向かったカオルの、パタパタという足音を聞きながら、テーブルの上の花瓶に飾られた真っ赤なバラを見つめる。

カオル・・・
来年も、再来年もその次も、ずっと・・・
俺はお前に、お前の誕生日には、紅いバラの花束を贈り続けよう。

紅いバラ、その花言葉の意味は 「あなたを愛します」 だから・・・







えっと・・・ どれだけの方がお付き合いしてくれたのかわかりませんが・・・
どうにか終わりました。
ほんと、お疲れ様でした。
書きっ放しなのでどんな出来だったのかは謎ですが、これにて 「書き抜けナイト」 はお終いです。
う~ん・・・ 誤字脱字、いっぱいあっただろうな~
ちゃんと、おはなしの流れ、繋がってるんだろうか・・・?
でもま、時間も時間だし朝仕事もあるので、チェックは明日にして、今夜はこれにて失礼いたします。
それでは、おやすみなさいませ。 (*^_^*)
閉店、ガラガラ~~ 
am 2:17   


作文1 | コメント(11) | トラックバック(0) | 2012/10/27 20:00
コメント
しおしお様
はじめまして、管理人のななです。
いつも遊びに来てくださって、ありがとうございます。
そして・・ そんなに言っていただいて。
ありがとう、こちらこそ幸せに浸ってしまいます。
それにしてもこのおはなし、もう2年近くも前になるんですね・・・ 
たしか、普段も似たようなもんだからちょっとお試しでだだ~ってやってみようかな~ って感じでやったんですよ~ ははは
ほんと懐かしいです。
ちょっと最近は更新頻度が低いですけど、よろしかったらまた遊びに来てくださいませ。
あ、コメントは公開でも非公開でもどちらでもいいですよ。
他の人に読まれたくなければ非公開で、っていうだけですから。
どうか、お気になさらず。
Mie様
こんなしがない作文サイトへようこそいらっしゃいませ、はじめまして、管理人のななです。
お~~ 牙狼一期からの鋼カオファンとは・・・ うっふっふ 同じ仲間ですね。
管理人もMie様同様、一期のラストでデレビに向かって、叫んだ一人です。 
「え~!! そこ、なんでお辞儀~?! 抱き締めるんじゃないの~~」
そして、白夜放送後。
「胸キュンだけど、ちょっと、そこで終わり? 監督ぅ~~!」
MAKAISENKI先行を観た後も。
「続くの? 続くの? これ、続く終わり方だよね?!」
う~ん Mie様のコメントに、懐かしく当時を思い出しました。

ネット上だけでも、多くの上手い書き手様が鋼牙とカオルの結婚のおはなしや、子供のいる先の世界のおはなしを書かれている中、正直管理人の書くものって、ほとんどが勢いだけの一気書きのただの作文で、キャラも設定もオリジナルとはかなりかけ離れた別物、パラレルワールドの世界だと思っています。
ただ管理人の頭に浮かんだものを楽しみながら書いているだけなのに、それをMie様にあんなふうに言っていただいてとってもうれしかったです。
ほんとに、どうもありがとうございます。
あの、数ばかりはたしかにありまけど・・・ 他のおはなしの中にひとつでもいい、お気に召すようなおはなしが他にもあればいいな、楽しんでもらえればいいな、そう願ってます。
ということで、Mie様、こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
それでは。

心太様、こんにちは。
すいません、心太様だけコメントページの狭間に掛かっていて返信コメントが遅れてしまいました。
始まる前の励ましをおふた方にいただいたんですが、おかげでとても気分が和みました。
そしてお疲れ様まで言っていただいて・・・
どうもありがとうございました。
今回、さすがにあの零も事の重大さに邪魔やちょっかいどころではなかったんではないんでしょうかね?
それとも? ただ驚いていただけかもしれませんけど・・・ (*^_^*)
こんばんは、ママ様
「書き抜けナイト」 にお付き合い、ありがとう~ です。
ママ様? こんな短時間におはなしが、と言われますけど、R18を除いたら、時間さえまとまって取れれば、ですけど、ふだんでもだいたいいつもこんな感じなのですよ~
白コートの件は・・・ ピンポン、正解です。 (^^ゞ
「LIVEはなかなか大変だったとは思いますが、また機会が有れば断然賛成です」 とは・・・
どう答えればよいのやら・・・
では、また~


 
はじめまして、Leader様
ようこそいらっしゃいませ。
労いのお言葉、ありがとうございます。
素敵でしたか? プロポーズ。
皆さん、けっこう意外だったみたいですけど、いつまでも平行線のまま、っていうのもね・・・
な、感じなんです。
では、また遊びに来てくださいませ、です。
とらこ様、ようこそ~
歓声入りの拍手をありがとうございました。
そうですよね・・・ 
時間が時間ですから途中で眠くて寝落ちしました、という方、他にもいたと思います。
ほんとは10時くらいからスタートすれば良かったんでしょうが、そこは家のこともあって難しくて。
ふだんなかなか自分の考えを言葉に出さない鋼牙がプロポーズ・・・
ついにやってしまいました。
やるからには、生真面目にやって、それがたぶんカッコイイ、という感じになっちゃうんだろうな~ なんて、思ってしまったのは管理人だけでしょうかね?
次回、何のおはなしを書きましょうかね? ね、とらこ様。
こんばんは、syo様
ありがとうございます。
頑張りますね~ (*^_^*)
いい夢見られましたか? ki-サマ
こんばんは。
昨夜は喜んでもらえたようでよかったです。
うふふ・・ ひとまずは合格点を貰えた、と思ってもよろしいんでしょうかね?
では。
かなまま様、こんばんは
夜分にお付き合いありがとうございました。
適当なところで切りながらの随時UPだったので、もどかしかったんでしょうか?
でもまあ、そのあたりは大目にみていただいて許して下さいませ。
正直、ここはオリジナルとはかけ離れた別世界。
もしかしたら? の、パラレルワールドでの、プロポーズ・・・
なのですよ、かなまま様。



かる☆みん様、 こんばんは。
お久しぶりです、かる☆みん様。
遊びに来て頂いて & コメントをどうもありがとうございました。
そうですか? 「読んでいて情景がハッキリと目に浮かぶ」 と言ってもらえたのはすごくうれしいです。
なにぶん書き抜けなので、思いついたままダダダァ~ とやっていると、目の前のことに必死で、読み返している暇もないものでして・・
どんな風に書き上がっていってるのかさえ自分では正直て~んでわからないだけに、それって管理人には最上級の褒め言葉です。
> リアルタイム更新しながらのアップは初めて見ましたが、緊張なさったでしょう?
え? 緊張ですか?
う~ん、始める前までは、途中で立ちいかなくなった時はどうしよう??? っていう心配だけはいっぱいあったんですけどね。
でもいざ始めると、もう不安も緊張も、そんな文字すら何も浮かぶ余裕も無い?
そんな感じでした。 (^^ゞ
> 鋼牙とカオルちゃんに幸あれ~☆
うん、そうですね。
幸せになって欲しい~~ です。
「振り返らず走る男」  それとも  「やるときはやる男」 
どうも、こんばんは、べに様。
昨夜は遊びに来て頂いてありがとうございました。
それと、メッセにての詳細をありがとうございました。
まとまって時間が空き次第いってきたいと思います。
う~ん 楽しみです。
今度こちらからもいろいろとメッセを送りますので、よろしくお願いします。
それでは。  <(_ _)>

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