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I would like to tell

1周年記念の募集リクエスト、管理人No.12 です。 
(*^_^*)
リクエストの内容はですね・・・

『鋼牙とカオルは携帯持ってますので、そこに着目してですねw『メール』を題材に一つお願いしたいです! 
メールって、文字サイズ小さくしてても改行やたら多いと、下キー押さないと最後まで見れなかったりするじゃないですかw
何気ないメールなんですけど、そこに本音を隠すっていうかwそういうのを!
すいません;分かりにくいと思うんで、例えば・・・

    ----------------------

      「おはよう!              
       今日は~(なんたらかんたら)      
       じゃね(*^-^*)/             
                           
                           



                           
                           
                           
                           
                           
       ○○○←(本当に伝えたいこと、的なw)
                           
    ----------------------
        
みたいなのでもいいですし、一見ふっつ~の文章の中に本当に伝えたいことがまぎれてたりとか。
そういうネタをお願いします!!
鋼牙とカオル、どっちからでもいいですしバックストーリーはなな様におまかせ☆なんですが、こうwいじらしさみたいなものが感じられたらいいなぁvと!
すごい個人的な萌えですいません!;orz 』


いえいえそんな~ すいません! だなんてとんでもない。
リクエスト、どうもありがとうございました。
皆さんなにかしら萌えのツボってあるもんですよね。
ちなみに管理人の萌えのツボは・・・ ○●○▲○●○▲□■□■□
いやいや、やっぱり内緒! ご想像におまかせしま~す。 




   ・・・ I would like to tell ・・・
                                 <3.29.2012>

『鋼牙、そろそろ夜が明ける。
 今夜はもうダメだ、いいかげん切り上げて終わりにしようぜ』

「ああ」

以前担当していた東の管轄と、今の担当の北の管轄のちょうど境界のあたり。
東の管轄の魔戒騎士が一人、つい先日ホラーの犠牲になった。
相当狡猾な奴なんだろう。
後始末をするべくホラーの探索をしていたあの零でさえも、手がかりひとつ見つけられないという。
ホラーが潜んでいる場所が北と東の管轄の境界辺りだということもあって、番犬所からの指令を受けた俺は、零と連絡を取りつつ、もうかれこれ1週間近く屋敷に戻らず、探索を続けていた。

『零のやつも何も手がかりを見つけられてないってことは・・
 こりゃ、久しぶりに相当な大物のようだな。
 どうやら長期戦になりそうな予感がするぜ』

「・・・・・」

『鋼牙?』

「なんでもない、気にするな」

もう春の彼岸が来て、注意してよく見れば、木々の色さえも冬の色からゆっくりと春に向かっている様が見て取れるようになってきている。
とはいっても夜になれば、まだまだ十分気温は低い。
ここ数日、日の暮れから夜が明けるまでの夜の間中、気を張り巡らしたまま根を詰め、手掛かりを求めて探索を続けてきた。
いくら魔戒騎士とはいっても所詮元は人間だ。
さすがに疲労の色は隠しようもない。

『鋼牙、お前、一度家に戻ってゆっくりしたらどうだ?
 魔戒道を使えば移動は簡単だろう?』

「いや、いい。
 零だって頑張っているのに、俺ばかり楽は出来ない」

『なあ鋼牙、お前さんの身体の事もあるがな~』

「・・・?・・・」

『カオル・・ 連絡ひとつ寄越さないお前さんのこと、相当心配してるはずだぜ?』

「それは別に大丈夫だろう。
 これぐらいのこと、なにも今回が初めてじゃないし、ゴンザもいる」

『ふ~ん、じゃあどうしても片付くまでは戻る気は無い、そう言うんだな?』

「・・・・・」

『なら、鋼牙、携帯を使うっていうのはどうだ? 持ってるんだろ?』

「・・・ああ、一応な」

『大河の頃と違って便利なモノがあるんだから利用すればいいだろう』

「・・・そうだな・・」
 
『かけて話しをするも良し、メールとやらを送るのも良し。
 心配するな、話しをするって言うのなら黙って大人しくしといてやるよ。
 どっちにしても、それならさほど時間もかからないだろ?』

「・・・・・」

『カオルのやつ、安心するし、喜ぶぜ』

「・・・・・」

『それとも、お前さんのほうから連絡を取るようなこと、プライド、ってもんが許さないか~?』

「そんなことない。

 ・・・わかった。
 カオルが起きる頃、メールを送っておく」

『ああ、そうしろ』


コンビニで食料を仕入れ、ここ最近塒にしている廃屋に向かう。
中は埃だらけでカビっぽいが、雨露凌げれば野宿するよりマシだし、なにより一般人が寄りつかないのがいい。
昼間仮眠をとる間はどうしても無防備になりやすいから、一応建物の周りには結界を張っておく。

リビングであっただろう部屋に打ち捨てられたままになっているソファーに座り、弁当を食べる。

『よく同じようなものばかりで飽きないな・・』

「昔、親父と一緒に出掛けていた頃は冷たい握り飯一つ、なんてこともよくあった。
 それを思えば、今は便利だ。
 24時間開いている店もあるし、品数も多い。
 温かいものがいつでも食べれるだけ、ありがたい」

『そんなものか~?
 でも鋼牙、そろそろゴンザの飯が恋しくならないか?』

「ふっ・・ そうだな」

『おい、そいつを食い終わったら・』

「わかってる、寝る前にちゃんとする」


食べ終わり、携帯を取り出して。
さて・・ どう書こうか・・

『鋼牙、何を書くんだ?』

「今、考えてる」

『カオル~ 大好きだぜ~
 それでいいんじゃないか?』

「ふざけるな! そんなこと書けるか!」

『そんなこと ”書かない” じゃあなくて ”書けない” と?
 ふ~~ん』

「・・・・・・」

『クククク・・・』

「・・・・・」

しばらく、考え・・・
メール画面に打ちこみ。
送信した。

そして、電源を切り、しまいかけたのを、ふと思い返し、もう一度手に持ち直す。
すぐに電源を入れ直し、少し画面をいじる。

・・・ふっ・・・

電源を切り、今度こそ携帯をしまうと、そのまま疲れた身体を横たえ、束の間の休息をとるため、目を閉じた。



朝起きて、ゴンザさんの作った美味しい朝食を食べ終えて、二階の自分の部屋に上がる。
今日は、依頼のあった絵の下絵を描く予定だ。

「さ、今日もがんばろう~」

キャンバスをセットし、スケッチブックに描いてあるデッサンのページを横に置いて、「よ~し!」 そう思った時、充電器に置いてある携帯が、着信があったことを示して点滅をしているのが目に入った。

あれ? さっき下に下りる前には点いてなかったんだけどな~ 
仕事か何かの電話かな~? 

そう思って手に取ってみると・・・

「メール? 誰だろ・・・」

受信ボックスを開いてみると、そこには、予想もしなかった名前が。

「え~ 鋼牙~! しかも、2個も?  なんで~?」

慌てて開いて読んでみる。


    _________________                   
    受信メール       8:52
    date: 201X/ 3/27 8:13            
    from: ❤鋼牙❤      
    to  : カオル               
    sub : 業務連絡 
    =================             
    おはよう。                
    もう起きているか?            
    それとも夜中に絵を描いていて、まだ寝
    ていただろうか?              
    もし寝ていたところを起こしてしまったな
    ら、すまない。              
    そろそろ一週間程経つが、まだ当分帰れ
    そうにない。               
    心配しないよう、そう、ゴンザに伝えて
    おいてくれ。              
    いいか、返信は無用だ。
                                       
    鋼牙                       

    _________________



鋼牙、まだ帰れないんだ・・・
でも、たぶん、元気なんだよね。
仕事で出掛けてる時にメールくれるなんて初めてで、何かあったのかと思ってびっくりしたけど。
よかった。
ふふ・・ タイトルが ”業務連絡” だなんて、鋼牙らしい。

しばらく同じ画面をじっと・・ 何度も何度も見返す。

「あ、そういえば、メール、2個来てたんだった。
 何かな~~」

次の、最初に送られたメールを開いてみたが、今読んだものと同じ文面で。

「な~んだ、鋼牙、2回送信しちゃったのか~
 あ、そうだ、ゴンザさんにも見せてあげなきゃ!」

慌てて下に下りて、朝食の片付けをしていたゴンザさんに携帯を渡して見せてあげる。

「おお、鋼牙様、何もおかわりは無いようで。
 カオル様、短いですが鋼牙様からメールが届いてようございましたな」

「はい。
 わたし、今まで用事以外に鋼牙からメールもらったのなんて初めてで~
 もうね、最初、名前を見た時は何かケガでもしたんじゃないかって、びっくりして。
 でも ”業務連絡” って書いてあっても ”ゴンザさんに伝えて” でも、
 やっぱりわたし、すごくうれしいです」

「そうですね」

「じゃ、ゴンザさん、お昼まで下絵を描いてきます」

「はい、頑張ってくださいませ」

カオル様、携帯を手に持ってあんなにうれしそうに。
鋼牙様、本当は私ではなく、あれはカオル様に 「心配するな」 と言いたかったのでしょう。
ふふ・・ たぶん、照れてそうは書けなかったのですね。
とにかく、ご無事そうでなによりです。
さあ、いいお天気です、今日はお布団を干しますかな。


「ふっふっふ~~ ♪」

鼻歌交じりで、階段を上がり部屋に戻って。
携帯をテーブルの上に置いて、準備の出来あがったキャンバスに向かう。

「鋼牙、わたしもがんばるからね」

そう携帯に向かってつぶやくと、気持ちを切り替え、引きしめて、一心に手を動かし始めた。


午後からも下絵を描き続け、窓の外が暗くなり始めた頃、ようやく納得がいく仕上がりに出来あがった。

「これで~ よし」

時計を見ると、そろそろ晩ご飯の時間。
絵を描いている時は、よほど遅くならない限り、ゴンザさんから部屋に呼びに来ることはまず無い。
ゴンザさんのことだから、この時間だともう晩ご飯の準備は出来てるに違いない。
そう思った途端、お昼のお茶も飲まずにずっと昼の間描き続けていたわたしのお腹は正直で・・・
ぐぅぅ~~ と情けない音を立て始める。

「ゴンザさんも待ってるはずだし、早く下りてご飯を食べよう~」

道具を片付け、テーブルの上の携帯を見てから、ゴンザさんの待つダイニングに下りていく。
この前から食べた~い、と言ってリクエストしていたゴンザさん特製のカレーを食べて、コーヒーを飲んで。
数行のメールだったけど、鋼牙から送られてきたことが嬉しくて、コーヒーを飲みながらゴンザさんとの話題は自然と鋼牙のことになる。
それは、わたしの知らない出逢う前や、子供の頃の話題もあったりして。

わたしも小さい頃から寂しいこととか多かったけど、でも、学校にも行ったし、亜佐美とかの友達もたくさんいた。
でも、鋼牙は、小さい頃からほとんどずっとゴンザさんと二人だけで・・・
お風呂に入り、お湯の中に浸かりながら、鋼牙のことを想う。

「鋼牙、ゴンザさんと、今はわたしもいるから、寂しくない・・よね・・」

普段から風呂上がりに鋼牙に会う度 「よく温まったか?」 そう訊かれるばかりするから、最近はお風呂でゆっくり温まる癖がついちゃったな。 
そんなことを考えながら、部屋に上がる。
携帯を手に取り、持って、身体が冷えないうちにベッドに入る。
そうして、鋼牙が送ってくれた画面をず~っと見て、いたんだけど・・

ベッドを抜け出して、こっそり、鋼牙の部屋に行く。

パタン・・・

携帯を握りしめたままドアを閉めると、灯りもつけぬまま窓からの月明りに照らされる部屋の中を、静かに近寄っていく。
目的は・・・ 鋼牙のベッド。

「おじゃましま~す」

肝心のベッドの主はいないけど、ひとこと断わってから鋼牙のベッドに潜り込む。

シーツはゴンザさんが換えて、キレイにベッド・メイキングされてある。
でも、すっぽり布団にくるまってじっとしていると、布団や枕なんかから、微かに大好きな鋼牙の匂いがする。

「鋼牙ぁ・・・」

寝転んだまま、携帯のメール画面を出して、何度も何度も眺める。

「でも、なんでかな・・・
 鋼牙、同じメール、2回も送って来るなんて」

何度も2個のメールを見比べてみる。
でも、一字一句同じ文面で。

「やっぱり、おんなじだ~
 鋼牙がこんなこと、珍しいな。
 いつだって、完璧なのに」

いいや、もう寝よう、きりが無いもん。
今日はメール来て嬉しかった。

それは・・ 偶然。
携帯をサイドテーブルに置こうとして、仰向けに寝転がっていた身体をテーブルの方に横向きに向き直った時、偶然携帯の画面に手が触れて、最初に送られてきた方のメール画面が下の方に動いた、みたいだったけど。
画面の下の方に、なんだか文字が?

・・・?・・・ あれ?

伸ばしかけた腕を顔の前に戻して画面を覗きこんでみると。



    _________________
                  
               
                
     
                
                
                
    
                  
    
                  
                       
    
                  
                         
    
               
    カオル                     
    _________________


わたしの・・・ なま・・え・・?
え、ええ~~!

思わずベッドの上に起き上がり慌てて指をすべらせて、名前のあった画面をもっと下の方にスクロールしてみる。
すると、わたしの名前の後、続けて現れた画面には・・・



    _________________
                  
               
    目を閉じればお前の笑顔が浮かぶ。         
         
    帰ったら                

    いつもの笑顔で                    
    いつものように                
        
    おかえり                  
    
    そう言ってくれ。                  
    
    会いたい。                   
    
    カオル、                  
    お前に会いたい。                         
                   
                         
    _________________




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



ぽとん・・・

ぽとっ・・  ぽとっ・・


「ぅ――・・
 もう、やだ、鋼牙ぁ・・
 わたしも・・
 わたし・・も・・ 会・・いた・・・い・よ・・
 いないと、寂しい・・よ・・
 こ・・う・がぁ・・」

両手で握りしめた携帯の画面の文字が涙で滲む。

遠く離れていても想いあう心は同じ。
普段、自分の気持ちをなかなか口にしてくれない、弱みを見せようとしない、あの鋼牙の心の想い。

何度も涙を拭いながら読み返した。

「鋼牙・・
 みんなが寝静まる今頃、頑張ってるんだよね。
 
 気をつけて。
 ケガだけはしないで。
 
 早く済ませて帰って来て・・
 鋼牙・・」

涙をもう一度拭う。

「せっかく言われたとおり温まったのに、風邪ひいたりしたら怒られちゃう。
 もう、寝よう」

今度こそ携帯をサイドテーブルの上に置いて、鋼牙の匂いのする布団の中に潜りこむ。
寝転んだ向こう、チェストの上の鋼牙の絵を見てから、ゆっくりと目を閉じる。

「帰ったら、いつものように ”おかえり” そう言ってあげるね。
 だから、ケガせずに帰ってきて。
 おやすみ・・ 鋼牙」


・・・そう、つぶやいて。
 




作文1 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2012/05/26 00:00
コメント
りのん様、ラッララ~ラ~♪
またもや、激しくme,too.(*^_^*)
こ~んなメール送ってもらえるなら、私も速攻アドレスだろうがなんだろうが教えちゃいます。
鋼牙、帰った時とその後、いったいどんな顔をしたんでしょうね?
たぶん・・・
hannah様、 癒されてくださいまし❤
> 鋼牙に会いたくなっちゃう。
あ~ それは、me,too. ですよ~  (*^_^*)

> 私にもメール送って欲しい!!
さっき、送ってもらえるように頼んでおきましたから、近々来るかも、ですよ?
ということで、とりあえずは伝言を。

HANNAH.
Because I put the heart and sing a song tonight for everybody.
Therefore, I also want you to hear it.
Do your best not to work and strain oneself.
It is good.

こんばんは、一二三さん
誰もが少しでも優しくて幸せな気分になれたらいいな・・ それがささやかな願いです。
書かれている登場人物も、読みに来てくれている人も、書いている私自身も。
あったかな気分になってもらえて、よかった。
私も幸せです。
Thanks.

ママ様~ (^_^)/~
うふふふ~~ 
そんなにうれしいこと言ってもらってもいいんですか?
わ~い \(^o^)/
いらっしゃいませ、hitori 様
いきなりの悲鳴と萌え発言、どうもありがとうございます。<(_ _)>
なんだかね・・ 原作とはかけ離れた鋼牙なんですけど、あの仏頂面の裏には、これぐらいの優しさは持ってるんじゃないかな~? っていう希望的憶測のもと、いつもこんな感じになっちゃってます。
でも、溢れる優しさも愛も、カオルにしか見せないんですけどね。 (当然か!)
あ、私もこんなメール、鋼牙に貰ったりしたら、見たとたん、鼻血ぶはぁっ! で、頭ぐるぐるですよ。(笑)
うぎゃぁ~~~~~~~~っ!!!
萌えっ 萌えですっ!!
はぅぅ…… のた打ち回っていいですか。

鋼牙さんからこんなメール貰ったら
真魔界まで一気に昇天します。

本当に、ななさんちの鋼牙さんは
優しさと愛が溢れ、おまけに携帯まで操作できる。うん最強だな!

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