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KOUGA's birthday 2014

2014.03.15(00:00)

鋼牙の・・誕生日です。
バレンタインデーからの続きのおはなし、みたいな感覚なもので、特にどうってことはないいつもの~ なんですけど・・
ってあまり前置きを書くほどのものではない、かな。
この続きは・・ ご要望があれば書いてもいいかな~? なんて、珍しくそんな気分だったりするので、まぁ、ご相談ください、とだけ。
では、ほぼ1ヶ月遅れだけど・・ しゅたーと!



   ・・・ KOUGA’s birthday 2014 ・・・
                                 <3.11.2012>

「すぅ――・・ すぅ――・・ すぅ――・・」


抱え込むようにした腕の中、胸のあたりから耳に心地よい静かな寝息が聞こえる。
ゆっくりと目を開けると、目の前には愛しいカオルの寝顔。

「カオル・・」

指先で顔にかかった髪を払い流し、そのまま少しずれていた上掛けをひきあげて直してやる。

インフルエンザにかかって1週間以上床に就いていたカオル。
まだ完全に元に戻ったわけではないにしてもベッドから離れ、日中をようやくリビングで過ごすことができるようになったのを見て、ほっとしたのはまだ2、3日前のこと。
なのに・・・


先に風呂に入ったカオルと入れ違いに風呂に入った後、いつものようにキッチンに水を取りに行く。

「ゴンザ?」

「鋼牙様、カオル様に頼まれたものを用意してございます。
 どうぞお持ちください」

見るとトレイの上には、俺が風呂上がりにいつも飲むミネラルウオーターのボトルと一緒に茶色の液体が入った瓶とグラス、そして氷が用意してあった。

「これは?」

「私、自家製の梅酒でございます。
 カオル様が寝る前にあまり胃の負担にならないようなものを鋼牙様と一緒に、
 そうおっしゃられましたので、こちらをご用意いたしました。
 カオル様にはできればあまり氷を入れられませんようお願いいたします」

「ああ、わかった」


トレイを持って寝室に行くと、カオルがソファーに座ってスケッチブックに何かを描いていた。

「カオル」

「あ、鋼牙・・」

「ゴンザにこれを持って行けと言われたんだが?」

「ん、ありがと」

「まだ本調子じゃないだろうに、どうしてこんなものを?」

「うふふ、あとで教えてあ~げる。
 ね、とりあえず一緒に飲も?」

「わかった」

並んで座ってグラスに小さな氷を一つだけ、梅酒も少しだけ注いで・・ 
俺が飲むために持って上がったミネラルウオーターの口を開け、それも加えてからカオルに手渡してやる。

「薄めてくれたの? ありがと、鋼牙」

「まだ体調が完全じゃないだろうからその方がいいだろう?」

「うん」

俺の昼間のこと、カオルのここ当分の仕事のこと、飲みながらのんびりと話をしていた、そんな時・・

「鋼牙、お祝いしよ?」

「お祝い?」

「そ、お祝い・・ ほ~ら~」

カオルがグラスを持ち上げ俺のグラスに軽く当てると、カチン、という硬質なガラスの触れる音が響く。

「おい、これはいったいなんのお祝い・」

「うふふ やっぱり鋼牙、忘れてる」

「・・・?・・・」

「さっき時計の針が午前0時を回ったんだよね~」

「・・・?・・・」

「だ~か~ら~」

そう言いながらカオルは自分のと俺の手にあったグラスをテーブルの上に置いてこっちを向いたかと思うと、腕を伸ばして俺の首に廻し、引き寄せるように抱きついてきて・・ 

「カオル?」

頬を合わせ耳に吐息が近づいたと思うと囁くような小さな声で、そっと。

「鋼牙、誕生日おめでとう」

そう言われる。

ああ、そうか、俺の誕生日だったんだ・・

やっとお祝いだと言うカオルの言葉の意味が理解できて。
そう言ってもらえたことが嬉しくて・・
まだ抱きついたままのカオルの背中に腕を廻しゆっくりと抱きしめる。

「カ・・オル・・」

名前しか呼べなくて、頬ずりしたまま頭を撫で続けている俺にカオルはもう一度小さな声で。

「鋼牙に・・ 今年もおめでとうって言えた」

「・・ああ」

膝の上に抱き寄せようとした俺にカオルが・・ カオルから顔を寄せ、口付けられる。
差し込まれた舌に誘いだされ、連れ出されて、触れあい、絡ませあい、溶けあって熱く深く貪りあう。

「っはぁ・・・」

「カオル、煽るんじゃない、止まらなくなる」

何日か仕事で家を空け戻ってきたら、カオルは迫った絵の期日に追われ描くことに没頭していて自分の部屋に籠っていた。
そうして風邪をひいた、そう思っていたら実は風邪は風邪でもインフルエンザで、1週間以上高熱で寝込みベッドの上で過ごす羽目になって。
ようやく床上げしたのがまだほんの2、3日前。
一緒のベッドで寝てはいるものの、体調が完全に戻っていないカオルからの行為にここ半月ほど触れあっていない俺の身体は無意識に・・・

「わたしなら大丈夫だよ、鋼牙」

「しかしカオル、お前まだ・」

「プレゼントも用意できなかったし?」

目の前で小首を傾げて笑顔でそう言う。

「お前が俺の誕生日を祝ってくれた、それだけで十分だ。
 調子がよくないのにプレゼントとか、わざわざ気にする事はない」

「ぅう~~・・」

俺の言ったことが気に入らなかったのか、口をへの字に曲げて唸ってると思ったら今度は身体に腕を廻され胸に額を押し付けるようにして強く抱きつかれてしまう。

「カオル?」

「・・鋼牙のバカ! わかってよ、わたし・・ わたし・・・」

「・・・・・・」

腕を差し込みそのまま抱き上げてベッドへと連れていく。
下ろして羽織っていたカーディガンを脱がせ寝させると、俺は上を全部脱いで上掛けと一緒にカオルに覆いかぶさる。

「寒くないか?」

「ん、大丈夫。
 梅酒のおかげかな~ 身体の中がぽかぽかしてる」

「本当にいいのか?」

「うん、いいよ。
 あ、でもごめん、やっぱりひとつだけ?」

「・・・?・・・」

怪訝そうな顔をする俺にカオルが下から窺うような顔をして。

「今夜はその・・一度だけ、それでもいい?」

言われなくてもそうするつもりだったが・・
さっき自分から仕掛けてきたカオルが神妙な顔をしてそう言うのがなんだか可笑しくて思わず苦笑してしまう。

「・・・ふっ ああ、十分だ」

本音は心配だったんだろう、カオルが途端に綻ぶように笑顔になる。

「鋼牙ぁ もう一回言うね、誕生日、おめでとう」

「ああ、ありがとう」

「それと・・ すごくすごく好きだからね」

「・・ああ、知ってる」

自分の誕生日なんて別にどうでもいい、そう思って生きてきたし、カオルには呆れられるだろうがこれからも忘れているだろうと思う。
だが・・ それでもいい、そう思う。
カオルと一緒に一日、また一日と日々を重ねて暮らしていけさえすれば誕生日をまた二人で迎えることができる、そう思うから。
カオルは俺の誕生日をこうして毎年祝ってくれるだろう。
「鋼牙、おめでとう」 そう言って。

とりあえず今の俺の問題は・・・
カオルが再認識させてくれたこの胸の中の熱い想いと、それ以上に熱くなってしまった身体の熱をどうすればカオルの希望通りに消化して、そして伝えられるのか・・ 
ただ、それだけ。

「カオル、愛してる」



コメント
ラジャ~ (*^^)v
【2014/03/16 21:55】 | なな #- | [edit]
了解しました!
ではご希望の甘甘&LoveLoveな二人をば・・ 信じて待ってろ! です。
【2014/03/16 21:53】 | なな #- | [edit]
> ゴンザさんお手製の梅酒だぁ~♪
> それだけでもう、なんとなく ポッ てなります~ (うふっ♡)

うふふ そうですか~?
では、あちらがゴンザさんお手製なら、私は亡き祖母が仕込んでくれた彼の人と同い年の梅酒を飲みながら~ 
たぶんカオルに優しくしているだろう鋼牙の実況中継をば、見つからないようこっそりと? 頑張ることにいたしましょう。
(*^_^*)
【2014/03/16 21:36】 | なな #- | [edit]
こちらこそ、はじめまして。
うちのようなしがないサイトに携帯からいつも遊びに来て頂いてるとのこと、どうもありがとうございます。
嬉しいです。

> 是非是非、続きを…お願いします(^∀^)
\(^o^)/ 了解です! 
少し時間を頂くかと思いますけど・・静かな真夜中狙ってがんばりますね~
それでは。
【2014/03/16 21:19】 | なな #- | [edit]
注意書き付きがリアル・・ なるほど~ たしかにね。
でもそうじゃないとカオルちゃんが大変でしょ? ね?
(といいつつ管理人も大変になっちゃう?)

> 続き・・・?もちろん・・・、土下座で所望いたしますっ!
いやいやいや、そんな、土下座なんてとんでもないです。
ただ、空き時間と気分に合わせて今現在3本同時進行なので少しだけ時間の猶予を、とだけお願いしておきます。
【2014/03/16 21:07】 | なな #- | [edit]
ゴンザさんお手製の梅酒だぁ~♪
それだけでもう、なんとなく ポッ てなります~ (うふっ♡)

無理はさせたくないけど、カオルに渇望している鋼牙さん。
どうか優しくね!
そして、そんな優しい鋼牙さんこっそり見てみたい…
(あ、優しくなくてもいいですけど!)
【2014/03/16 19:43】 | selfish #- | [edit]
はじめまして☆
いつも、拝見させて頂いてます♪
携帯から、なのでアドレスなくてすみません><
ななさんの鋼牙とカオルのお話しが1番好きです☆
是非是非、続きを…お願いします(^∀^)
【2014/03/15 10:35】 | junko #- | [edit]
鋼牙、おめでとう!
最愛のひとの体調がよくなって、こうして求めてくれて。
ちゃんと注意書きもついてきたけど(笑)、それがリアルで微笑ましいです。
続き・・・?もちろん・・・、土下座で所望いたしますっ!
【2014/03/15 01:01】 | Sousou #- | [edit]
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